お留守バンシー 読了

昨日の日記で、「いつ読み始めるかわからない」
なんてこと書いてましたけど、読み終えちゃいました。
 
仕事帰りの電車の中で、ちょっとだけ読んでみるつもりが
気づいたら夕飯そっちのけで、一気に読了。
この作品、文章事態が読み易いってのもあるけど、
読んでる人を物語に引き寄せる力がすごいと思った。
 
以下ネタばれ含むので、見たい人は「続きを読む」をクリック
下に「続きを読む」が出ていない人は、十分注意してください。
 
 
 
 
 
この作品 何がすごいかって、やっぱキャラが立ってるのが一番。
ってことで、各キャラクタの紹介を簡単に書いてみようと思います。
 
メイドさんなバンシー「アリア」
 見た目は12歳前後。 ← これ重要!!
 ご主人様から、お留守番をまかされて、
 お城の怪しい仲間達を一生懸命に取り仕切る
 家事全般に喜びを感じる女の子。
 でもバンシーなだけに、ちょぴり泣き虫。
 
・お調子者のデュラハン「フォン・シュバルッツエン」
 暗い過去を背負いつつ、それを微塵にも感じさせないお調子者。
 アリア曰く「みっともない」
 でもそこはやっぱり騎士さま。やるときはやります。
 全裸なゴーレムとの戦闘シーンは見ものです。
 
・奥ゆかしくも慎み深いサキュバス「イルザリア」
 禁欲的なドレスで全身を包み、肌の露出は厳重に慎む。
 されど彼女が生来持つ、妖艶な魅力は隠しおおすことはできず。
 そんな彼女の目標は「ふしだらな女になること」だそうで。
 
・庭園の管理を任されるリビングデッド「フンデルボッチ」
 アリアの推薦でお城の庭園の管理を一手に任される。
 ただしリビングデットだけにその姿はおぞましい。
 その解決策に仮面と肌の露出しない衣装で身を固める。
 でもそれって、かえって不気味なのでは?
 
・臆病で愛らしいガーゴイル「セルルマーニ」
 犬の一睨みで怯えて逃げ出してしまうその性格。
 見た目は「ボールのように太ったペンギン」
 されど彼の役目は侵入者からお城を守ること。
 
・偉大なる魔女「トファニア」
 見た目は15、6歳。でも彼女の齢は300を軽く超え、
 魔女の間で絶大な権威を誇る十三姉妹の一人にして、
 美と智をきわめし偉大なる魔女。
 だがしかし、そんな彼女にはこんな台詞がよく似合う。
 「祈りなんざ古いんだよッ」
 「これからは科学の時代さね!」
 
・引退せしクルセイダー「ルイラム」
 史上最年少16歳でセイント・オブ・ザ・イヤーに輝き
 アリアのご主人様でさえ、絶体絶命の危機にまで
 追い込んだ凄腕のクルセイダー。
 でもそれは50年前の出来事。
 人間とは老いるもの。
 変わるのは肉体だけではなく、心もまた然り。
 なんと、彼の目的はご主人様の浄化ではなく
 アリアたんのおっぱいを吸うこと・・・ハァハァ 
 
 全裸なゴーレムを引き連れ、アリアの待つ古城へ向う
 引退せしクルセイダー。
 向かい撃つはアリアを筆頭に、ちょっと変わった
 お城の怪しい仲間達。
 アリアたんはクルセイダーから無事におっぱいを
 死守することができるのか?
 
 
 ね、おもしろそうでしょ